高校のころ柳沢峠をオートバイで越えながら一度は行ってみたいと思っていた。
そして、結果的にはテロになってしまったけど日本を変えようとしていた学生運動→赤軍の大摘発があった福ちゃん荘がある場所。
読んだことはないけど未完の大作中山介山の。
そして、歩き始めて初の2000m越え。
の大菩薩峠へ行ってきました。
井の頭線の始発に乗り、中央線を高尾でガラガラの松本行きに乗り換えて7:28の始発バスへ。
大菩薩登山口からまずは車道をひたすら登ります。

お茶屋さんの横から登山道に入りまずは上日川峠まで。
ここの間は、結構気温が高いようで、塩に水が混じったようなざらついた重い雪だし、ところどころアイスバーンになっているようなところもあり結構歩きにくかったです。
予定では、ここに10:00ごろ到着でしたが、9:10ごろには着いてしまいました。
またまた飛ばしすぎのようです。
ここからは、高原の別荘地という趣のさらになだらかな道を歩き福ちゃん荘や、富士見山荘などを越えてのんびりと(でも飛ばして)登っていきました。
さらに進んでいくと、突然エンジン音が。
噂に聞いていた介山荘の発電機でしょう。
いよいよ待望の大菩薩峠へ。
ここは、本当にきれいでした。
南アルプスが見渡せ、反対側には奥多摩の山並みが結構近くに見えました。
次は小菅か丹波山へ降りてみましょう。
ここから先は、木がない気持ちの良い稜線なので、風が強く、寒くてさすがに上着を着ました。
雪も吹き溜まりになってひざ下まで埋まるほどでした。
振り返って大菩薩といえばのお約束の構図の写真を撮りました。
賽の河原では、踏み跡が風で運ばれた雪で消えていてこれがまた絶景でした。
2000m地点を越え、一路大菩薩嶺へ。
木が付いてみるとアイゼンも付けずにここまで来てしまい、2回滑ったので付けると、すれ違った人に、「もう少しですよ。」と言われ、歩きだしたら大菩薩嶺頂上からものの2,3分のところにいました。

木立の中で景色はまったく良くありませんがということは風をよけられお昼向きということで、お昼にしました。
山頂は、12:10ごろ到着予定が11:20ぐらいでした。
寒いので、フリース手袋でお昼を食べていると手が滑って、コーンスープをぶちまけてしまいました。
これも自然破壊ですね、すみません。
しかもあわててEOS-1Vを雪の上に落としてしまいました。
柔らかい雪の上に、ほんの30cmくらいの高さから、さらにEF17-40 F4Lでしたので、防塵防滴もばっちりであわてず騒がず拾い上げ、何事もなく雪を払いました。
食事を終えて途中ピッケルを持っている人とすれ違ったりしながら一気に下り、柳沢峠との分岐点丸川荘がある丸川峠に。
ここまではとても快適でした。
この先は、雪解けでアイスバーンになっていたり、ずるずるだったりする割には、雪がないところもありアイゼンを外してしまったので、結構苦戦しました。
やがて両側に沢が見えてきて沢筋の林道を下ると朝とおった林道入口に13:30ごろ到着。
ここからは車道を下って行き、朝見つけた「入浴できます」と書いてあったひがし荘という民宿へ。
絶対小さい風呂だとは思ったのですが、「大菩薩の湯」よりもマイナーでいいかな、ともらい湯をしました。
予想通りの広さでしたが、これも予想通り貸切でのんびりさせていただきました。
ここからバス停は数分なので、14:10ごろにはバス停へ。
バス停の番屋茶屋で草もちを食べたり七賢カップを飲んだりすっかり休んで乗れないかもと思っていた14:52のバスで塩山へ戻り、かいじ116号で本を読んだり、うたたねしながら帰宅しました。
とにかくとても素敵なところで、混むかもしれないけどほかの季節にもぜひまた来てみたいと思わせてくれました。
そう、次来る時はもちろん奥多摩方面へね。
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